知識・経験のサイズ

なぜ、先輩や上司の話を聞くのが良いのか?

前回のコラムで書いたNLPの「学習の4段階」を理解すれば、マネジメントの成果が見る見るうちに大きくなっていくでしょう。「(1)無意識的無能」から「(2)意識的無能」に変われば、どんどん成長していきます。教える側としては、相手が「(2)意識的無能」に移った段階で、まず「なぜ、先輩や上司の話を聞くのが良いのか?」を論理的に教えてあげてください。「論理的」というのがポイントです。「年上の言うことを聞け」「上司の言うことは受け入れるべきだ」といった頭ごなしな言い方では、相手の心は動きません。それどころか反発を生み、事業の進捗にもマイナスを与えてしまいます。なぜ、先輩や上司の話を聞くのが良いのか?そこには、メリットがあるからです。メリットがあるのであれば、聞く必要性が出てきます。その部分の説明を怠らず、しっかりと教えてあげなければなりません。

先輩や上司は自分より大きな「円」を持っている

人間のもっている知識・経験を「円」に例えて考えてみましょう。円のサイズは異なりますが、共通して言えることがあります。それは、「自分の円の外側についてはわからない」ということです。壁にぶち当たったとき、新しいアイデアが出てこなくなったとき、自分の円の中だけで解決しようとしたり、判断したりしようとしても解決への糸口はなかなか見つかりません。そこで、役立つのが先輩や上司の意見なのです。先輩や上司など、自分より年長の人は、ほとんどの場合、知識と経験の量が豊富にあり、自分より大きな円を持っています。アドバイスを聞けば、思いがけないアイデアにたどり着けることも少なくありません。

自分自身を成長させるには、先輩や上司に聞いた方が得

「誰かに聞けば良いのなら、気心の知れた同世代の友人に聞けば良いのではないか?」との意見を聞くこともあります。確かに、一人で考えるより二人で考えた方が良さそうです。ただ、その友人は、あなたよりも圧倒的に知識・経験の面で優れているでしょうか?「類は友を呼ぶ」というコトワザもあるように、同世代の友だち同士では同じようなサイズの円を持っている傾向にあります。先輩や上司は、あなたの円を包みこむだけの知識・経験を有しているのです。「自分自身を成長させるには、先輩や上司に聞いた方が得」ということを知れば、後輩や部下は自分から積極的に質問や相談をしてくるでしょう。

逆にいえば、マネジメント層は、後輩や部下の円を常に包みこめるだけの知識・経験を保たなければいけない、ということになります。勉強を怠らず、スキルと人間力の両方を高めることが必要ですね!

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