元気ですか-! 脳のスイッチをオンにする

何をやるにもまずはスイッチオン

ファシリテーションにとどまらず、人間が何かに取り組む時は、「これからやることがやりたいかどうか」のモチベーションが重要です。
このモチベーションなしに、いくらプロジェクトを進めようとしてもうまく進みません。
逆に言うと、モチベーションさえ持てれば、あとはその人の能力+αのことは必ずできると考えています。
(その人の能力+αで、決して飛びぬけた結果を望むことは難しいかもしれませんが)

「アイスブレイク」はモチベーションを高める第一歩

よくワークショップをする時に、「アイスブレイク」という、ちょっとしたお遊びのようなことをします。時間の無駄のように思われるこの時間。実は、参加者のモチベーションのスイッチをまず入れるための準備段階で、これなしでいきなり本題に入ってもよい議論にはなりません。落語でいうマクラもこの役割ですね。私の場合、時間が限られている場合は、あまりゲーム的なことはせずに、自分の自己紹介をおもしろおかしくすることで、それに近い効果を作っています。

モチベーションの源泉は自分の目的との合致

アイスブレイクで、ある程度場の雰囲気ができたら、次はプロジェクトの目的の共有です。企業での会議でよくあるのが、「新規事業で売上〇万円!」といった数値目標の達成を目的にすることが多いですが、これまたうまく進まない。なぜなら、参加者の多くは、基本固定給のサラリーマンで、売上が上がったところで自分のサラリーに直結するものではなく、ともすれば「ああ、また仕事が増える。できるだけ楽しよう」と考えるのがいわば当たり前だからです。人間が幸せを感じるひとつに、「人から感謝されること」があります。本能が求めているのは、決して「お金がたくさんもらえる」ではなく、その先にある「自分のしたい生き方の実現」なのです。ですので、その数値目標の達成がいかにプロジェクト参加者の人生の目的に合致しているかの共有から始める必要があります。これはキャリアプランを考えていただくときも同じ。なぜ働くのか、なぜお金を稼ぐのか、なぜ出世したいのか、なぜ独立したいのか・・・。すべて、その先にある個人個人の考える人生の幸せと合致してはじめて、目の前にあるハードルを超えるために努力するモチベーションが生まれます。

もう一度考える。あなたのゴールはなんですか?

社会人でも、学生でも、幸せな人生を得るためには、常に目の前には越えなければならないハードルがあります(ハードルがない状態はある意味幸せですが)。ハードルが目の前にできた時、まず考えることは、そのハードルを「どう超えるか(手段)」ではなく、「なぜ超える必要があるか(自分にとっての目的)」を考えることからはじめてください。決してそれが明確にならないうちにハードルを超えようとしないことです(明確に見えなくても、とにかく超えたい!と思えるだけでもよいです)。目的さえ見えれば、自分はそのハードルを越えたくて仕方なくなります。それがモチベーションにつながり、自分でも驚くほどの能力が発揮できるはずです。ベーションにつながり、自分でも驚くほどの能力が発揮できるはずです。

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