ファシリテーションを実現するには、一般的に4つのスキルが必要だといわれています。「場のデザインのスキル」「コミュニケーションのスキル」「構造化のスキル」「合意形成のスキル」です。
場のデザインスキル
何を目的に、誰を集めて、どんなやり方で議論していくのか。相乗効果が生まれる場づくりからファシリテーションは始まります。単に人が集まればチームになるのではありません。目標の共有から協働意欲の醸成まで、チームづくりの成否がその後の活動を左右します。
大切なのが、活動のプロセス設計です。問題解決プロセスをはじめ、基本となるパターンをベースに、活動の目的とチームの状態に応じて、ひとつひとつ段取りを組み立てていきます。
コミュニケーションスキル
活動がスタートすれば、自由に思いを語り合い、あらゆる仮説を引き出しながら、チーム意識と相互理解を深めていきます。ファシリテーターは、メッセージをしっかり受け止め、そこにこめられた意味や思いを引き出していきます。
参加者がより高い目的意識やモチベーションを持てるように、リラックスした雰囲気を作り、対話を活発化させる対人関係系のスキルが必要です。
構造化スキル
議論の全体像を整理して、論点を絞り込んでいきます。さまざまな意見やアイデアを、わかりやすくビジュアル化する能力が求められます。ロジカルシンキングをはじめとする思考系のスキルです。
合意形成スキル
コンセンサスに向けて意見をまとめていきます。スムーズに進行できれば合意形成は自然とできますが、参加者それぞれの立場や利益を分かった上で進めていないと、対立が生まれ、簡単には意見がまとまらない場合もあります。
そのような時には、対立を解きほぐし、納得できる落としどころを探る力が求められます。ここにファシリテーターの力量が問われます。

カウンセリング/コーチング/ティーチングも必要になる
上記4つに加え、ファシリテーションを成り立たせるためには、さらに3つのスキルが必要です。それが、「カウンセリング」「コーチング」「ティーチング」です。
新規プロジェクトが立ち上がった当初は、参加者のモチベーションや目的意識が低い場合もあります。そのような時には、まず「カウンセリング」によって参加者の不安や迷いを受け止め、目的意識とモチベーションを高める必要があります。
目的が明確になれば、次は「コーチング」によって、参加者が自ら考え、行動し、ゴールに向かって進めるように支援します。単に指示するのではなく、参加者の中にある力を引き出す関わり方です。
一方で、参加者全員が目的達成に必要な知識やスキルを持っているとは限りません。その場合は、必要なノウハウを具体的に教える「ティーチング」の力も不可欠です。ティーチングを行うためには、経験に基づいた知識が必要になります。
これら「4+3のスキル」を組み合わせることで、会議の進行にとどまらず、企画を実現させ、企業経営に貢献できる「アイズ流ファシリテーション」ができると考えています。
(※)参考:特定非営利活動法人 日本ファシリテーション協会
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